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胆石

胆石とは、胆汁の成分が固まってできた結石が胆嚢や胆管にできる病気です。胆石ができる場所や大きさ、数によって症状は様々で、無症状のこともあれば、激しい腹痛や吐き気を伴うこともあります。増山胃腸科クリニックでは、消化器内科専門医である私が、患者さん一人ひとりの症状や状態に合わせた丁寧な診断と適切な治療をご提供いたします。当院では、内視鏡検査にも力を入れており、早期発見・早期治療に努めております。気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。

胆石の症状について

胆石の症状は、胆石のある場所や大きさ、数によって大きく異なります。約7割の方は、胆石があっても特に症状を感じることはありません。このような状態を「無症状胆石」と呼びます。しかし、胆石が胆嚢の出口や胆管を塞いでしまうと、下記のような症状が現れることがあります。

  • 激しい腹痛(特に右上腹部やみぞおち)
  • 吐き気や嘔吐
  • 背中の痛み
  • 黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)
  • 発熱

これらの症状は、特に食後、脂っこい食事を摂った後に起こりやすいです。胆石による痛みは、間欠的に起こることが多く、数十分から数時間続くことがあります。「胆石発作」と呼ばれることもあります。症状が強い場合は、日常生活に支障をきたすこともありますので、早めの受診をおすすめします。

胆石の原因について

胆石ができる原因は、胆汁の成分バランスが崩れることと考えられています。胆汁は、肝臓で作られ、胆嚢で濃縮されてから十二指腸に分泌される消化液です。胆汁の主な成分は、コレステロール、ビリルビン、胆汁酸などです。これらの成分のバランスが崩れ、コレステロールが過剰になったり、ビリルビンの排泄がうまくいかなくなったりすると、胆石ができやすくなります。

胆石ができやすくなるリスク因子としては、以下のものがあります。

  • 加齢
  • 女性
  • 肥満
  • 高カロリー、高脂肪の食事
  • 急激なダイエット
  • 糖尿病
  • 高脂血症
  • 特定の薬剤の使用
  • 遺伝的な要因

これらのリスク因子に当てはまるからといって、必ず胆石ができるわけではありません。しかし、複数のリスク因子が重なるほど、胆石ができる可能性は高まります。生活習慣を見直すことで、胆石のリスクを下げることができます。

胆石の種類について

胆石は、その成分によって大きく以下の3種類に分けられます。

  • コレステロール石・・胆石の中で最も多いタイプです。コレステロールが主成分で、黄白色をしています。
  • ビリルビン石・・ビリルビンが主成分で、黒褐色をしています。溶血性貧血や肝硬変などの病気を持っている方にできやすいです。
  • 混合石・・コレステロール、ビリルビン、カルシウムなどが混ざり合ってできています。

胆石の種類によって、治療法が異なる場合があります。そのため、正確な診断が重要となります。

胆石の治療法について

胆石の治療法は、症状の有無や重症度、胆石の種類や大きさ、患者さんの状態などによって異なります。無症状胆石の場合は、基本的に治療は行わず、経過観察となります。しかし、症状がある場合は、以下の治療法が検討されます。

薬物療法

ウルソデオキシコール酸という薬を内服することで、コレステロール石を溶かす治療法です。ただし、効果があるのはコレステロール石のみで、効果が出るまでに時間がかかることや、胆石が完全に溶けないこともあるなどのデメリットがあります。

手術療法

胆嚢摘出手術が最も一般的な治療法です。腹腔鏡下で行われることが多く、お腹に小さな穴を数カ所開けて、そこから内視鏡と手術器具を挿入して胆嚢を摘出します。開腹手術に比べて、傷が小さく、術後の回復が早いというメリットがあります。胆嚢を摘出しても、消化機能に大きな影響はありません。

内視鏡的治療

総胆管に胆石がある場合は、内視鏡を使って胆石を取り除く治療法が行われます。口から内視鏡を挿入し、十二指腸まで進めて、総胆管の出口を広げてから、胆石を摘出します。ERCP(内視鏡的逆行性胆道膵管造影)という検査と同時に行われることが多いです。

胆石についてのよくある質問

Q1. 胆石があると言われたのですが、自覚症状が全くありません。治療は必要ですか?

A1. 無症状の胆石の場合は、必ずしも治療が必要というわけではありません。ただし、定期的な検査で経過観察を行うことが重要です。症状が現れた場合は、速やかにご相談ください。

Q2. 胆嚢を摘出すると、何か体に悪い影響はありますか?

A2. 胆嚢は胆汁を一時的に貯めておく役割をしていますが、胆嚢を摘出しても、肝臓から直接胆汁が分泌されるため、消化機能に大きな影響はありません。ただし、手術後しばらくは、脂っこい食事を摂ると下痢をしやすくなることがあります。徐々に慣れてきますので、食事内容に注意しながら様子を見てください。

Q3. 胆石を予防する方法はありますか?

A3. 胆石のリスクを減らすためには、以下の点に注意することが大切です。

  • バランスの取れた食事を心がける
  • 高カロリー、高脂肪の食事を控える
  • 適度な運動を行う
  • 肥満を解消する
  • 急激なダイエットを避ける

院長より

胆石は、放置すると胆嚢炎や胆管炎、膵炎などの重篤な合併症を引き起こす可能性があります。しかし、早期に発見し、適切な治療を行えば、多くの場合、良好な予後が期待できます。当院では、内視鏡検査で早期発見に努め、患者さん一人ひとりに最適な治療法をご提案いたします。どんな些細なことでも構いませんので、気になる症状があれば、安心してご相談ください。皆様の健康を全力でサポートさせていただきます。

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