検診異常を指摘されたら
健康診断や人間ドックで
「要精密検査」「要再検査」と書かれていて不安になったことはありませんか。
自覚症状がないのに異常を指摘されると、
「本当に病気なのだろうか」
「すぐに受診した方がいいのだろうか」
と悩まれる方が多くいらっしゃいます。
しかし、検診での異常は「病気が確定した」という意味ではありません。
あくまで「詳しく調べたほうがよい可能性がある」というサインです。
胸部レントゲン異常
胸部レントゲンで
- 影がある
- 結節を指摘された
- 肺が白く写っている
などの所見が出ることがあります。
考えられる主な原因
- 肺炎や過去の炎症の痕
- 肺結核
- 肺がん
- 心臓の拡大
- 加齢による変化
当院ではAIを使用した胸部レントゲン読影システムを導入しており、診断の確度を高めております。
ただし、レントゲンだけでは判断できない場合には、必要に応じてCT検査や専門医紹介を行います。
特に喫煙歴がある方は注意が必要です。
早期発見が重要な疾患もありますので、放置せずにご相談ください。
胃レントゲン・胃カメラ異常
胃バリウム検査や胃カメラで
- ポリープ
- 潰瘍
- 粘膜の異常
- 要精密検査
と指摘されることがあります。
考えられる疾患
- 胃炎
- 胃潰瘍
- 胃ポリープ
- 胃がん
当院ではエキスパートによる上部内視鏡検査を実施しております。
早期の胃がんは自覚症状がないことがほとんどです。
検診での指摘は、早期発見のチャンスでもあります。
ABC検診・ピロリ菌陽性
ABC検診は、血液検査で胃がんリスクを評価する検査です。
ピロリ菌陽性の場合、慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の発症の可能性があり、また胃がんリスクも上昇いたします。
ピロリ菌は除菌治療が可能です。
除菌により将来的な胃がんリスクを下げられる可能性があります。
当院では感染の確定診断、除菌治療および治療後の経過観察まで対応しています。
貧血
健診でヘモグロビン低下を指摘された場合
原因として
- 鉄欠乏性貧血
- 血液疾患
- 消化管や他部位からの慢性的な出血
- 肝疾患
などが考えられます。
特に中高年の方で原因不明の貧血がある場合、
消化管からの出血が隠れていることがあります。
必要に応じて胃カメラ・大腸カメラで精密検査を行います。また、他疾患による貧血についても合わせて鑑別診断を行います。
肝機能異常
AST、ALT、γGTPなどの上昇を指摘された場合
主な原因
- 脂肪肝(MASLD)
- アルコール性肝障害
- ウイルス性肝炎
- 薬剤性肝障害
超音波検査や血液検査で原因を見極め、生活指導や治療方針をご提案します。
肝機能異常は自覚症状が出にくいため、早期対応が重要です。
腹部超音波異常
腹部エコーで
- 肝臓の異常
- 胆石・胆嚢ポリープ
- 膵臓の異常
- 腎のう胞
などを指摘されることがあります。
良性の変化であることも多いですが、中には精密検査や治療が必要なケースもあります。
所見の内容を詳しく確認し、必要に応じてCT・MRIによる精査や専門医紹介を行います。
便潜血陽性
便潜血検査で陽性と出た場合
最も重要なのは大腸がんの可能性を除外することです。
原因として
- 大腸がん
- 大腸ポリープ
- 痔
- 炎症性腸疾患
などが考えられます。
当院ではエキスパートによる下部内視鏡検査を行っております。
ポリープが見つかった場合、可能な限りその場で切除をしております。
便潜血陽性は「がん確定」ではありません。がんの元となるポリープが見つかることも多いです。放置しないで必ず精密検査を受けてください。
院長より
健診異常を指摘されると、不安になるのは当然です。
しかし、早期に対応すれば多くの疾患は適切な治療につなげることができます。
せっかく検診を受けたのに、検診異常をを放置していては意味がありません。かえって、不安を抱えたままになってしまいます。必ず精査を受けて、不安を解消しましょう。
